命の重さ
先日、狩猟免許を取ったお話をしましたが
本日は、実際に取ってからのお話をします。
昨年の12月初旬にオリ罠に50kg級のイノシシが引っかかりました。
罠自体も自宅から20メートルほどしかないので
明け方3時ごろに「ガシャン」「ブヒィィ」
という音が聞こえたときは、驚きました。
日が昇ってから、様子を見に行ったときは、興奮しました。
しかし、仕留める作業に入ったとき、その興奮は覚めました。
1mほどの鉄槍をもって、おびえるイノシシの前に立ち
イノシシの喉元下から、心臓にむかって一突きする。
槍を用いた、狩り方として心臓を刺すことによる失血死ですので
刺し所が悪かったりすると悲鳴を上げながら、暴れたりもします。
息を引き取るまでの間、イノシシの様子を見ながら
改めて、自分は他の命をいただいて生きながらえているんだと実感しました。
(獣のその後について、後日書きます。)